Revision Version 1.0
『時々王』 作・演出 川原武浩
日時:平成11年11月26日(金)27日(土)
会場:大野城まどかぴあ小ホール

キャスト
王様王・・・濱崎 留衣 従 者・・・長岡 暢陵 傀儡王・・・森久 智江 独特王・・・上瀧 昭吾 中道王・・・池田 晃子 対抗王・・・大利真貴子
スタッフ
音 効・・・青井美貴・川原武浩 照 明・・・西本正明(シーニック) 装 置・・・上瀧昭吾・長岡 暢陵 衣 装・・・濱崎留衣 小道具・・・池田晃子 制 作・・・森久智江(heatsink)

5人の王と1人の従者。

5人の王に同時に命令される従者は困憊し、やがて王達の冠を 隠して
自らが王に成り代わろうとするものの、
冠など無くとも、王が王たり得る覚悟 を持つことを知る。

やがて季節は移り、実りの秋を前にして戦いが始まる。
敵が攻め落としつつある城で、追い詰められた主人公
(イングランド王 ジョン・プ ランタジネット)は、
鍬と剣を差し出した従者を自らの手で斬ることを選んだ。
倒れた従者の亡骸を前に、次々と襲いかかる敵を鍬でかわしながら、
花を植える為、彼は 大地を耕し続けるのだった。
後半戦争シーンをクイズ番組『アタック25』方式で表現するなど、
シェイクスピア 作「ジョン王」を下敷きにしながらも、全く違った角度から見た
「王達」のキャラク ターを浮き彫りにし、
飽くまで「王」という立場にいる人々を表現することに重きが 置かれた。




Revision Version 2.0
『秘密兵器』 作・演出 川原武浩

日時:平成12年 5月26日(金)27日(土)28日(日)
会場:あじびホール


キャスト
F W・・・長岡 暢陵 M F・・・濱崎 留衣 D F・・・江崎 穣 G K・・・森久 智江 監督代行・・上瀧 昭吾 審 判・・・池田 晃子     ・     ・
スタッフ
音 効・・・青井美貴・川原武浩 照 明・・・西本正明(シーニック) 装 置・・・権藤智海(U.G .Channel) 衣 装・・・濱崎留衣 小道具・・・池田晃子 制 作・・・益田早奈絵(OfficeR2)       森久智江(heatsink)       岩崎久美子

舞台はワールドカップ出場を賭けたゲーム中、
サッカー日本A代表チームのベンチ。
代表にこそ選ばれたものの、試合に出られない4人の選手と、
前試合で監督が退場に なってしまったために『今日だけ監督』の監督代行。
「試合に出たい」という気持ち をそれぞれのカタチで表現する4人をよそに、
試合は日本優勢のまま後半へ。

後半、突如として頭角を現した相手チーム。一気に日本は窮地に追い込まれていく。
重要な局面での出場というプレッシャーに耐え切れない補欠たちは、
前半とはうって 変わって交代を拒み始める。
だが「遠い昔の誰かが、戦争の変わりに、ルールを決め て始めた」スポーツは、
仲間や国家の大きすぎる期待という重圧の中ですら、
選手たちは限りなく自由にプレーできるものであるはずなのだ。
そのことに気付いた4人う ちの1人、FW(フォワード)は、最後の最後に決勝ゴールを決める。

全員実際にサッカー日本代表のユニフォームレプリカを衣装として着用。
「ベンチ」 のみというシンプルな舞台装置の上で、実際には見えない選手同士、選手自身、
そし て監督代行の葛藤を、飽くまでアンサンブルで演劇的に見せていく。
舞台前全面にゴ ールネットが現れ、FWのシュートが客席方向に向かって突き刺さるラストは圧巻。




Revision Version 3.0
『双六三昧』 作・演出 川原武浩

日時:2000年11月17日(金)18日(土)19日(日)
場所:甘棠館Show劇場


キャスト
1・・・江崎 穣 2・・・池田 晃子 3・・・長岡 暢陵 4・・・森久 智江 5・・・上瀧 昭吾 6・・・濱崎 留衣
スタッフ
音 効・・・青井美貴・川原武浩 照 明・・・西本正明(シーニック) 装 置・・・上瀧昭吾・長岡 暢陵 衣 装・・・濱崎留衣 小道具・・・池田晃子・江崎穣 制 作・・・森久智江(heatsink)

女主人と女用心棒の構える場末の酒場。
賭けるものを見つけては勝負し続ける男と男と女。
そこに現れるずぶぬれの男が1人。
はじめはサイを振ることもままならず、やっと振 ったサイの目も1ばかり。
ネギにしか見えないバットなんぞ振りまわしては、
言い訳 ばかりで『勝負』から逃げ続ける彼が、
やがて周囲の人々によって白日の下へ引きず り出される。
それはまるで真夏の炎天下、勝負の孤独に身を置く高校球児のように。
もう逃げられない。9回裏ツーアウト、ランナーなし。カウントはツーナッシング。
追い詰められ、火だるまのように熱い体に打ち付ける突然の夕立。
そして彼はバット を振り、走った。そのサイの目は、確かに「2」だった。
 
酒場と高校野球を行き来しながら、
「振り出しに戻」っては
よく似た違う時を繰り返す。
そして時間は、逃げられなくなる勝負へ向かって収束する。
細木で組み上げた透 かしパネルと照明の競演や、
丼の中でサイを振る時の高く乾いた音など、
視覚的・聴覚的にも後味の残る効果が数多く盛り込まれた。
主人公がサイを振ると同時に降り注 ぐ無数のサイコロ。
穏やかに、盤上で繰り返される日々は続いていく。

天神から地下鉄で6〜7分という好アクセス地、中央区唐人町商店街内に
まだ出来て 間も無い甘棠館Show劇場での公演。
公演終了後の打ち上げは公演場所隣のカルチャー ホールで行われた。